2016年3月の一覧

顎、痛くないですか?

顎が痛い。口を大きく開けられない。口をあける時に

耳の前の部分で音がする。噛み合わせに違和感がある。

口を完全に閉じることが出来ない。このような顎関節内部と

その周辺の慢性外傷による諸症状をまとめて顎関節症と

いいます。症状は他にも頭痛や耳鳴り、首や肩の凝り、

めまい、さらには、胃腸障害や自律神経の異常など

全身に及ぶこともあり、心理的な部分が大きく影響した

心身症の様相を呈する場合もあります。

男性よりも女性、特に10~30代に多くみられるのが

特徴です。

顎関節症は大きく分けて5つのタイプに分類されます。

1)筋肉の障害

2)関節を含む組織の障害

3)関節円板の障害

4)骨が変形する障害

5)心理的要因、ストレスによる障害

この中で症状が最も多いのが、関節円板の障害です。

額関節の原因としては、顎の骨格が華奢で、関節を

支える靭帯の力が弱いことやかみ合わせが悪いことに

よって、関節円板がずれやすいといった構造的な

素因がある上で、きっかけとして額関節や周囲の

筋肉の急性、慢性の外傷によって発症します。

外傷といっても事故やケガというだけでなく、偏った

噛み方、歯の治療やかみ合わせが変わったり、

歯の食いしばりやほおづえ、うつぶせ寝など

生活習慣や癖など、外部から額関節に力が

加わることを指します。

整体の施術としては、まずは、根本的な骨盤の

矯正から脊椎の矯正を行い、身体の歪みを

正すところから行います。そして、額関節の操作

を行うときは、かむ為の筋肉を緩め、額関節の

矯正を行います。

五十肩について

40~50代の中高年になって、肩が痛くて上がらなくなったり、

手が後ろに回らなくなったりしたら、五十肩が疑われます。

発症の特徴として、男女差はなく、利き腕に関係なく、

左右どちらの肩にも起こります。片方が治った後に、

もう一方が痛くなることはあっても、両方同時に痛くなることは、

ほとんどありません。

五十肩は、医学的には肩関節周囲炎と言われ、一般的には、

老化により肩甲骨の肩峰と上腕骨頭に棘上筋等の回旋筋腱板

が挟まれて、摩擦されて擦り減ってきます。回旋筋腱板が衰えると、

隣接する滑液包や関節包にも負担がかかり、炎症が起きやすく

なります。

急性期は肩を動かすと、肩やその周囲に不快感や痛みを感じ、

痛みは夜から朝にかけて起こることが多く、その後、段々強く

なっていきます。急性期の痛みにより、肩をあまり動かさなくなると、

次の慢性期には、痛みは軽くなるが、肩関節の周囲の組織が

癒着してしまい、動かそうとしても動かせない運動障害の状態

になってしまいます。

五十肩は自然によくなるとも言われますが、癒着した肩関節を

元に戻すために、可動域を徐々に拡げていく施術とあわせて

運動療法を行います。

五十肩の予防に太極拳や水泳のしなやかな肩の動きと

ゆったりした呼吸法でからだの調子を整えることが

効果的です。

 

足の痛み・有痛性外脛骨

中足部、土踏まずの上辺りに痛みを感じる場合に

よくみられるのが有痛性外脛骨といわれる症状です。

外脛骨とは、足の内側にある舟状骨の内側にある

過剰骨(本来は無くなる骨)で、日本人の10~25%

にみられます。痛みが無ければ特に問題は

ありませんが、子供のスポーツ障害によく見受けられ

、大人になっても疼痛が発症することも少なくありません。

後脛骨筋という足関節を内側にひねる筋肉の腱は、

足の土踏まずを形成するのに重要な役割をしています。

通常は、舟状骨に付着していますが、外脛骨がある

場合、この外脛骨に付着しています。足関節をひねったり

走る動作によって、後脛骨筋を多様したりすると、

外脛骨と舟状骨との間の軟骨部分に負担が

かかり、痛みを起こすことがあります。

女子に多く発症し、偏平足など足の形に

異常があると、後脛骨筋がつっぱる形と

なり、痛みが起こりやすくなります。

対策としては、まずは安静ですが、ひどい

場合は、手術を行う場合もありますが、

多くは足底のアーチを回復させることによって、

痛み改善します。

 

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