しびれと言えば、正座をした時に誰しも経験があると

思います。手足の感覚が無い、ジンジンするような不快な

感覚、筋力が落ちたりして歩きにくくなった状態等を

「しびれ」と表現します。

しびれの原因となる病気は全身性の病気と局所の病気に

分けることが出来ます。

全身疾患によるしびれは糖尿病性の神経障害,髄鞘の

病気のギランバレー症候群、軸索が障害を受ける病気は

多くの場合、薬物中毒が原因です。

局所の病気の種類としては、1.圧迫性神経障害、

2、絞扼性神経障害、3.脊髄、神経根障害、4.腫瘍による

しびれ、5.大脳の病気によるしびれに分類できます。

その中でも手や足のしびれでは圧迫性神経障害、絞扼性

神経障害が大半で、神経が関節各部や筋肉で神経が

圧迫されてしびれを起こします。ある姿勢をした時に

しびれが強くなるものは、神経が物理的に圧迫されている

病気である証拠です。全身性の病気によるものでは、

このような姿勢でしびれの変化は起こりません。

圧迫性神経障害や絞扼性神経障害の原因は、

日常生活の中の動作や職業病として長時間繰り返す

単純作業による筋肉疲労からくる関節の歪みや姿勢の

歪みによる血行が悪くなることで起こります。

障害として胸郭出口症候群や頸肩腕症候群、肩こりや

筋、筋膜性腰痛等として現れます。